日本人に肥満者が少ない理由は魚にあり!
四方を海に囲まれている島国・日本。
川も多くあることから、魚を使った料理が多くなるのは必然的でした。
季節に応じて獲れる魚も変わってくるので、魚は季節を感じることのできる食材でもあります。
魚は四季を大切にする和食、日本人とは切っても切れない関係にあるのです。
世界的に見ても魚料理が豊富な日本
世界でも魚は多く食べられていますが、特に日本の食べられている魚の種類は世界でも断トツに多いです。
日本ではマグロやカツオ、サバといった魚に加え、海外では敬遠されがちなタコやイカも良く食べられています。
島国である日本では、それくらいたくさんの種類の魚がとれるわけですが、なんと言ってもその調理法の豊富さも、日本での魚の消費量の高さに一役買っています。
蒸したり、茹でたりなど魚の食べ方は様々ありますが、その中でも煮たり漬けたりして魚を食べるのは、数少ない国々だけです。
煮付けや粕漬けなど、想像するだけで、食欲がそそります。
そして海外ではあまり見られない魚の生食も、新鮮な魚を獲ることができる日本ならではの文化です。
日本人の健康を守ってきたのは魚だった
現在でこそ、食の欧米化が進み、肉を食べたり、加糖飲料を良く飲むようになった日本ですが、かつては魚をたくさん食べていました。
これこそが日本人の肥満率が低く、生活習慣病が少なかったひとつの要因でした。
魚には肉にはない、DHAやEPAとよばれる不飽和脂肪酸を含んでいます。
この不飽和脂肪酸が、血液をサラサラにしてコレステロール値などを下げてくれるのです。
認知症やアルツハイマーを防ぐ脂肪酸も含んでおり、日本人の長寿の秘訣もここにあるといっても過言ではないでしょう。
夕飯のメニューに迷ったら魚を使った和食にしよう!
もちろん、和食でなくとも魚を食べることはできます。
しかし、和食は魚を活かす為の調理法が多数あるので、極端なことを言えば、毎日同じ魚でも飽きない工夫が出来ます。
和食は魚を食べるのに最も適しているといっても過言ではありません。
今日の夕食に困ったら、魚を使った和食にしてみてはいかがでしょうか。